私の愛した先生。【完】





そんなわけで私たちはそれぞれの担任のところへ向かった。


ちなみに国立校の推薦を受けるのは全部で5人。


女子は私だけで同じクラスの人はいなかった。


私は近藤先生に会いに行くために職員室へと向かう。



近藤先生は職員室に入ってドアから奥にまっすぐすすんだところの席。


私はいつものように




「失礼しま~す」




そう言ってドアを開け近藤先生の席を見ると


そこに近藤先生はいなかった。


そして同時に私の体は固まってしまった。



だってその席になぜか紀之先生がいる。


しかもおそらく担任のするべきであろう仕事を代わりにやっている。



固まらないわけがなかった…





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