私の愛した先生。【完】
「おっ、どうした?」
先生は私に気づき作業をいったん止める。
「あの近藤先生は?」
「近藤先生はお子さんが熱出したとかで帰ったよ」
「えっ…じゃあどうしよ」
「どうかした?」
「いや、ちょっと…近藤先生に明日の推薦関係のことで聞きたいことがあって」
「そうなのか…でも近藤先生帰っちゃったしな」
「はい…」
私が近藤先生がいなくて困っていると
ちょうど大嶋先生が職員室に戻ってきた。