私の愛した先生。【完】
本番当日






受験当日。


私はいつもより落ち着かない朝を迎えた。




「お母さん送ってよ!」


「わかってるから」




土曜日だけどお母さんは仕事。


帰りは歩きだけど行きだけは車で送ってもらうことにした。




「行こう~」


「は~い」




車に乗った時からすでに私は緊張していて


せっかく覚えたこと全部忘れるんじゃないかと思うくらいだった。





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