私の愛した先生。【完】





「あっ、ありがとうございます」


『メールアドレスは学校で渡すから』


「わ、わかりました」


『なんか緊張してる?』


「へっ?」


『だって声が…ククッ』




笑われた…


緊張するにきまってるじゃないですか!


ただでさえ、電話が苦手なのに


その相手が先生なんだから緊張しないはずがない。




「笑わないでくださいよ…電話が苦手なんです」


『そうだったか~。じゃあ電話やめたほうがいい?』


「そういうわけじゃ…」


『じゃあもうちょっと話してても大丈夫?』


「もちろんです!」




むしろもうちょっと話させてください。




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