私の愛した先生。【完】





「死にたい…」




言ってはいけない言葉を口にする。


でも、先生に嫌われるくらいなら死んだほうがましだった。




「好きって言った自分が悪いのにっ…もういっ・・や・・ヒクッ」




私が悪い。


そんなことはわかってる。


わかってるけど…




「胸が痛いよ…っ」




涙でコンクリートにシミができる。


そんな中、静かに走ってくる車の音が聞こえ


その音は私の前で止まった。




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