私の愛した先生。【完】





「先っ・・生・・・?」




先生がいるの?


そう、そこにはさっき走り去っていったはずの先生がいて


しかも優しく私を抱きしめている状態。


私は何が何だかわからずただ、先生の腕の中で泣いていた。





「どうしてっ…ここにっ、いるんですか?」





少し落ち着いたころに先生に話しかけてみるものの


先生から言葉は返ってこない。


ほとんど泣きやんだ私を抱きしめたまま動かなかった。




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