私の愛した先生。【完】
それから私も練習に加わりバレーを楽しむ。
心からバレーが好きなんだと実感できた。
「お疲れー」
「お疲れ様です」
そして部活が終わり後輩たちより早く体育館を出る私。
ちょうど1時で早く帰ってご飯でも食べようと思った時だった。
目の前にジャージ姿の先生がいた。
「明…」
先生が私の名前を呼ぶ。
私は平常心、平常心と心の中でそう呟きながら
「こんにちわ」
笑顔でそう言って先生の横を通り過ぎた。