私の愛した先生。【完】
保健室
時は過ぎ2月の中旬になった。
みんなは受験勉強に励み
私はそんなみんなを応援していた。
先生との関係は相変わらずで、私が一方的に先生を無視した。
こういうところが本当に子供だと自分でも思う。
先生は悪くない。
悪いのは自分。
そう思ってもなかなか素直になれない自分がいた。
「明?」
梨絵が心配そうな顔をして私の顔をのぞく。