私の愛した先生。【完】

「最近さぁ…明って先生と話してないよね？」


「なんのこと？ってか先生って誰のこと？」




自分でもどうしてこんなにとぼけられるのかわからない。


まぁ梨絵がそれに気づかないはずもなく




「とぼけるんじゃないの」




と言って私の背中を叩く。


うっ…


とぼけるしかなかったんです私。




「別にいいじゃんか」


「よくないし!!」




なぜか強く言われ、私はどうしたらいいかわからなくなる。