私の愛した先生。【完】





「先生…これ以上私の熱をあげないでください」


「あっ悪い」




病人ってことあきらかに忘れてましたよね?


というか、私自身忘れてたんだけどね…




「でも、食べてくれてありがとうございました。じゃあ片づけましょうか」


「そうだな」




そう言って先生と同時に立ち上がる。


すると先生は私の分のお盆も持ち




「熱高いんだろ?寝てて」




そう言ってあっという間に保健室から出て行ってしまった。





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