私の愛した先生。【完】





でもそんなこと言うはずもなく私は出来るだけ先生に近づく。


写真だけでもいいから先生の近くに私がいたということを記録しておきたかったのだ。


そして撮った写真。


デジカメだったのですぐに確認したらよく撮れていた。




「ありがとうございました」




私はお礼を言ってカバンをもつ。




「いえいえ。それ焼き増ししてちょうだいね?」


「え?は、はい!!」




先生からちょうだいなんて言われると思っていなくて


少し動揺してしまう私。


これが家だったら跳びはねるとこだった。





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