私の愛した先生。【完】
「じゃあ私はこれで」
「さようなら」
「さようなら~」
本当はもっと話していたかったけど
あの女子たちがいてはなかなか自由に話せないし
なんせ視線が痛い。
だから私は我慢して帰ることにした。
あとでお礼のメールでも送っておこう。
「でも他の人にもメアド教えちゃうんだ…」
そう言えば卒業したら教えるって前に言ってたもんね。
私が教えてもらえたのは奇跡に近い。
その点ではあの女子たちには勝ってるかもしれない。