私の愛した先生。【完】





なんて寒いことを…


そんなの自分でもわかってるけど


その考えが間違っているとは思わなかった。




だって前だけ見ているのはあまりにつらすぎたから。




『明!』


「うん?」




そんなことを考えていると私は友達に呼ばれた。




「なーに?」


「トイレ一緒にいこっ」


「えーもう時間じゃん」


「大丈夫だって、行こうよ!」


「はいはい。わかりました」




でもきっと今、私は前よりも幸せなんだと


最近よく思う。





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