私の愛した先生。【完】





「そうか…」




梨絵はそれ以上何も言わなかった。


そのほうがいい。


言われれば言われるほど自信がなくなるから。




「まぁ、いいんだ!もう先生たちもいなくなったし帰ろう」




私はそう言って教室に戻っていく生徒たちに混ざっていく。


このごちゃごちゃした人の列…


まるで私の心みたいだ。


23日…


きっと大丈夫だよね?




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