私の愛した先生。【完】





「先生!!」




自分から先生の胸に飛びついて


またワンワン泣き出す私。


これは悲しみの涙じゃない。


嬉しい涙だから流してもいいよね?




「う、嘘ついたりしてませんか?冗談って言っても私聞きませんよ?」


「嘘なわけないだろ…」




先生は私の背中を優しくなでながらそう言ってくれる。


外から見える美術室で抱き合う2人。


誰かに見られるかもしれないのに私たちはしばらくの間抱き合っていた。




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