私の愛した先生。【完】





ようやく先生の顔が離れ


美術室に2人の呼吸だけが聞こえた。




「大丈夫か?」


「だ、大丈夫です」


「ちゃんと鼻で息しないとダメだろ?」


「緊張しちゃって…」


「あはは、そういうことか」




先生はそう言って笑う。


キスした後の先生の顔はどこか色っぽくて


いつもよりかっこよく見える。




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