私の愛した先生。【完】




私がそんな余韻に浸っていると


先生がドアから顔を出して




「置いてくぞ」




そう言ったものだから私はあわてて追いかける。




「待ってくださいよ~!」


「おせーよ」


「少しぐらい思い出にひたらせてくださいよ~」


「ひたってたのか」


「そうです!」






< 342 / 345 >

この作品をシェア

pagetop