私の愛した先生。【完】
今日、先生は教室の前のドアから入ってきた。
教室には前と後ろにドアがあって
私の位置からだと後ろのドアをみるのは結構厳しい。
だって私の席は一番前でしかもド真ん中だったから。
だから私は前のドアから入ってくる先生を見てドキドキした。
先生はドアの壁に静かに寄り掛かり一緒に黒板のほうを見る。
私はそれを横目で見て、はじの席だったら先生の近くにいられるのになあ…
なんて考えていた。
私はその後も先生を横目で見ながら
授業を聞いていた。