私の愛した先生。【完】
「挨拶はちゃんとしなきゃダメなんです!」
「確かにそうだな~」
私の一言で納得する先生。
嘘だよ…
いや、嘘じゃないけど
本当は先生とお話したいから挨拶するの
こんな風に。
「先生次授業あるんですか?」
「あるよ~1年生の授業」
そう言いながら先生は階段を1段降り
私との距離が近くなる。
「大変ですね…頑張ってくださいっ」
「おぉ、ありがとう」
「じゃあ」
「うんじゃあ。勉強頑張れよ」
「はい!」
そう言って私は階段を1段のぼり
先生は階段を1段降りた。