私の愛した先生。【完】
「はい先生」
私は自分の分の給食をもらうと先生とおかずを交換した。
「悪いな…」
「いいですよ!私あんこ好きですから」
そう言いながらあんこを受け取る。
でも私は実際あんこはそんなに好きじゃない。
すくなくとも単品でたくさん食べるほどは…
「はいおかずどうぞ」
それでも私が食べるのはやっぱり先生に気に入られたいからで
先生が大好きだから。
「あっ先生ストローないですね」
そう言って私は棚からストローをとり先生に渡す。
その時先生の手に触れ
ちょっとだけドキッとした。