私の愛した先生。【完】





「はい先生」




私は自分の分の給食をもらうと先生とおかずを交換した。




「悪いな…」


「いいですよ!私あんこ好きですから」




そう言いながらあんこを受け取る。


でも私は実際あんこはそんなに好きじゃない。


すくなくとも単品でたくさん食べるほどは…




「はいおかずどうぞ」




それでも私が食べるのはやっぱり先生に気に入られたいからで


先生が大好きだから。




「あっ先生ストローないですね」




そう言って私は棚からストローをとり先生に渡す。


その時先生の手に触れ


ちょっとだけドキッとした。





< 61 / 345 >

この作品をシェア

pagetop