私の愛した先生。【完】





さっき自分から触ったくせに


偶然触れられたことのほうがドキドキして


なぜか嬉しい。


先生はいったいどう思っているのだろうか?




でも先生はそんなこと気にしていないって様子で


私にほほ笑み




「おっありがとう」




を再び口にした。




「いえいえっ」




そう言って席に着く私と先生。


給食を食べ始めると


先生は隣の班の男子と話していて


私はそれを眺めながら食べていた。





< 62 / 345 >

この作品をシェア

pagetop