私の愛した先生。【完】
「なぁ…お前だったらプレゼント何が欲しい?」
あぁそうか…
そう言うことか。
私の上がった体温はすぐに下がる。
「彼女が欲しいものを上げるのが一番です。それか先生と一緒に過ごせるだけで彼女は幸せだと思いますよ?」
そうだよ…
こんなにかっこいい先生が隣にいるんだもん。
幸せじゃないはずないじゃん。
私は心の中で思いを呟く。
「そうかなぁ?」
「そうですよ!先生の彼女さん誕生日いつなんですか?」
「うん?今月の19日」
「えっ…」
私は驚きを隠せなかった。
だって私の誕生日と同じだなんて
神様も意地悪をする。
今まで散々いじめてきたくせに
まだいじめたらないのだろうか?