私の愛した先生。【完】






「大丈夫、大丈夫。遠くにいけば問題ないさ~」


「遠くってどこに行く気ですか?」


「う~ん…俺の地元とか?」




先生は疑問形でそう言った。


そのしゃべり方私は大好きだった。




「地元ってこっから遠いじゃないですかっ」




先生の地元は同じ県内にあるけど車で何時間もかかる。


でも県庁所在地ではあるからたぶんここら辺で買うよりもいいものを買える。




「大丈夫だ~。俺に任せろ」




そんな言葉も私にとっては嬉しくて




「わかりました」




素直に先生についていくことにした。





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