私の愛した先生。【完】





そんなわけで先生とお出かけする日はすぐにやってきた。


いやすぐやってきたように感じただけだと思う。




「よっ!」




先生はいつもと同じジャージ姿で


私の家の前に立っていた。




「先生ジャージですか?」


「貴重な私服姿はまた今度な」




そう言ってほほ笑む先生。




「また今度っていつになるんでしょうね?」


「さぁ~?」




私のテンションは一気に上がった。




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