私の愛した先生。【完】
車は高速を走り
途中にあるパーキングエリアでちょっと休憩。
「明はなんか飲む?」
そう言って財布を取り出す先生。
「紅茶がいいです。あっ私買ってきますか??」
「いいのいいの!俺が買ってくるから」
「あっじゃあお金…」
そう言って私が財布を出そうとすると
先生が私の手に触れた。
カーっと私の顔がみるみる赤くなる。
「飲み物代くらいおごるから。お前はちょっと待ってろ」
先生はそれだけ言って車から降りて行った。