私の愛した先生。【完】





そしてその考えは当たっていたらしく




「そちらにいる彼女さんにお似合いの宝石でしたら…」




なんて言いだすから私は




「ちっ「しー!」




違いますと言おうと思ったのに


先生は私の口の前に人さし指を立て


しーっと言った。




「でっでも…」


「いいからいいから…」




先生はそう言いながら店員さんの話を聞き


勧められたネックレスと


自分で選んだネックレスを買って宝石店を出た。



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