THE・天然美少女&イケメン男子
すごい?
あたしが?
「すげぇじゃん。俺、そんなん耐えらんない。毎日学校で変装して。バレちゃいけないとか。」
そういって彼はニッって笑ってくれた。
あの笑顔で。
「つかさ…。ばらしていい?」
あたしにニヤリと笑いかけた。
こ、怖い…。
「だ、ダメ!!」
「ふっ。俺、あんたの弱み握ったっぽい?」
…。 サァーッ。
あたしの顔から血の気が引いてく。
それだけはまずい!
転校初日だよ?
ヤバいもんじゃないって!
「絶対ダメ!!秘密にしてて!」
「ヤダ。」
って笑顔で言われました。
そんな笑顔で言われても…。
「じゃあさ。俺の言うこと聞く?」
言うこと?
なんだろ…。
ま、いいや。
コクッとあたしは頷いた。
「よし、決まり。今日から俺の彼女な。」
…。彼女ぉ!?
なんですと!!