狼がいる保健室
人がいないのを逆手にとって、俺は近づく。
「…///離れてください…っ」
「そんな赤くなってる顔見せられて、離れられるかっつーの。」
マジで赤くなってんの、ウケる。
「長谷田…こんな性格だったっけ…」
ボソッと、こいつは呟く。俺の…昔の名前を…!
「俺は、佐々倉。もう長谷田じゃない」
あの人の事はもう思い出さないようにしてるんだ…
「あ…す、すいません…」
「別に、つか名前」
俺の中学生時代を知ってるみたいだけど、俺こいつの事知らねぇ…。いたっけ?こんな奴って感じのノリ
「奥原咲里奈」