狼がいる保健室



「マジかぁ、まぁ瑠なら許すけどなっ!俺の弟くんだからなっ!!」


「許したら、調子乗るって!!」


『ギュッ』


「…ッ//!!」


抱きしめると、こいつ…すっげーいい匂いする。香水みたいな、きつい匂いじゃなくて甘い匂い…。

つか、こいつ…抱きしめただけでまた赤くなってやんの。


「真っ赤だなぁ、咲里。瑠、あんまり暴走しすぎるなよ??狼くん♪」


「わかってますよ、緋呂さん。」


「おぅ、じゃあ俺も学校行くわ。家にはちゃんと帰るからよ、瑠!遊びに来いよ♪」


『ばいばい』とふざけた感じでバイクを走らせていった。


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