クリームパン


「やりますっ!!」


――――あ〜ぁ、言っちゃった……


だって、あんな瞳で見つめられたら、しかも、オレの方が身長高いから自然に上目遣いになるわけで、そんな状態で断ることは不可能になるわけで(涙)





『ほんとにッ!?ありがとう!!』
満面の笑顔をオレに向ける先輩。




はい、無理です。
こんな笑顔を向けられたら今更、断るなんてオレには出来ません……。
ドンマイ、オレ(涙)



『それじゃあ、お願いね!!あっ、あたしコッチだから。バイバーイ』
先輩は分かれ道をオレ達とは逆の道に進んでいった。








< 53 / 74 >

この作品をシェア

pagetop