クリームパン
「そんなに、アツくなるなよ。冗談だよ。お前がゾッコンなのは、杏だろ!!」
先輩はニヤリと笑う。
「………っ」
なんでそれを知ってるんだ!?
「なんで?って、顔してんな。んなの、顔に書いてあるんだよ。オレは杏先輩に恋してますって、」
――――カァ/////
顔の体温だけが急上昇していく。
「まぁ、せいぜい頑張りな。あっ、休日の過ごし方だっけ?最近は、ジュエリーショップに行ってるよ」
「....っぷ(笑)先輩がジュエリーショップっすか!?」
予想もしない答えに、思わず笑ってしまった。
「あっ、笑ったな、テメー」
「てか、何のためにジュエリーショップに行ってるんですか!?」
「それは…………」