クリームパン


「それは……?」
答える事をためらっている先輩を促すように言う。



「ヒ・ミ・ツ☆…ってか、彼女のいないオメーにはわかんねぇよ」
どことなく、自慢げな顔をしてオレに言う。





―――――ウザッ
別にオレだってモテないわけじゃないし。



「先輩、キモいッス。てか、なんで彼女が関係あるんですか?」
若干キレ気味なオレ。



「お前に彼女が出来たら教えてやるよ。それじゃぁな!」
先輩は帰宅してしまった。



ちぇっ――――
彼女いるからって、そんなに偉いのか?
なんか悔しいんですけど!



まぁ、とりあえず杏先輩に報告、報告!!





「……なぁ」










< 57 / 74 >

この作品をシェア

pagetop