クリームパン
「それは……?」
答える事をためらっている先輩を促すように言う。
「ヒ・ミ・ツ☆…ってか、彼女のいないオメーにはわかんねぇよ」
どことなく、自慢げな顔をしてオレに言う。
―――――ウザッ
別にオレだってモテないわけじゃないし。
「先輩、キモいッス。てか、なんで彼女が関係あるんですか?」
若干キレ気味なオレ。
「お前に彼女が出来たら教えてやるよ。それじゃぁな!」
先輩は帰宅してしまった。
ちぇっ――――
彼女いるからって、そんなに偉いのか?
なんか悔しいんですけど!
まぁ、とりあえず杏先輩に報告、報告!!
「……なぁ」