◆ 血と君と二重禁断



シュークリームを食べ終わると
なんだかうとうとしてきた




「……唯月?」


「眠い…も、ダメ」


言ったあと
オレは机に突っ伏する



少しの沈黙のあと
そっと髪を撫でられた



とりあえず……寝たフリ。



「おやすみ。紅茶おいしかったよ」


そう言って
姉ちゃんは2階にあがったようだった



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