◆ 血と君と二重禁断




ぱしっ









地面ギリギリで指輪を掴む


ああよかった
マジでよかった




オレは手の中の指輪を見て
安堵の息を吐く



さ、帰ろ


……と、思ったその時だった















「……ゆ…つき……?」




オレは懐かしい声を聞いた



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