王様とアタシの絶対恋愛制度
*凪紗side*
「じゃあねー」
「ばいばーい」
友達と別れ家へと続く道を進む
いつもと変わらない景色
いつもと変わらない
何も変わらない
違うのは今日は隣に知晴が
いないっていうこと…
いつもならバスケ部の練習見て
知晴と航流と3人で通るこの道を
今日は…一人で歩いて帰ってる…
『凪紗!今日も見に来るだろ?』
『あ…えっと…今日は帰ろっかな?』
バスケをしている知晴は
最高にキラキラしている
そんな知晴を眩しそうに見る女のコを
見るだけで嫉妬してしまいそうで…
あたしは知晴に背を向けた