王様とアタシの絶対恋愛制度
「お疲れさまです凪紗様
もう間もなくディナーの用意が
出来ますので今日はここまでにして広間に向かいましょう」
お、終わったあぁ
でももしかしたら…
そんなことを思うと聞かずにはいられなかった
「食事が終わったら…?」
執事はニッコリと微笑む
「もう何もありませんよ
ゆっくりなさってください」
やったー
それを聞いた瞬間跳び跳ねたいくらい嬉しかった
本当に長い長い1日だった
こんなのが毎日続くのか…
そう思うとかなり憂鬱だけど
それでもそんなことは今は考えたくないから
とりあえず今はただ純粋に喜びに浸ろう
あたしは軽い足取りで執事の後ろを追いかけた