王様とアタシの絶対恋愛制度


「お疲れさまです凪紗様
もう間もなくディナーの用意が
出来ますので今日はここまでにして広間に向かいましょう」


お、終わったあぁ


でももしかしたら…
そんなことを思うと聞かずにはいられなかった


「食事が終わったら…?」


執事はニッコリと微笑む


「もう何もありませんよ
ゆっくりなさってください」


やったー


それを聞いた瞬間跳び跳ねたいくらい嬉しかった


本当に長い長い1日だった


こんなのが毎日続くのか…
そう思うとかなり憂鬱だけど


それでもそんなことは今は考えたくないから


とりあえず今はただ純粋に喜びに浸ろう


あたしは軽い足取りで執事の後ろを追いかけた


< 58 / 67 >

この作品をシェア

pagetop