泣き顔スカイ*+。
「あ、ソラ君だ。」
病院の外を見ると、庭のベンチに男の人と話をしているソラ君が見えた。
でもなんだろ、すごい険しい表情。
「リンちゃん!」
「は、はい!?」
後ろから私を呼んだのは看護婦さんだった。
「そろそろ小柴先生がいらっしゃるから、ベッドに戻って?」
「小柴…。」
小柴というのは私の主治医。新人のくせに凄腕。厳しくていつも私の事を叱るんだ。
「嫌だ。もうちょっとここにいたい。」
「でもねぇ…。あの先生だから…。」
その時だった。
「私がどうかしましたか?」
「あ、…。」
小柴 直人。史上最悪の男。