秘密の部屋で
保健室とかだと、翔に会うかも知れない。
今の私には、会わせる顔がない。
「早く仲直りしちゃいなよ!!」
マヤには、喧嘩したと言うことしか出来なかった。
そんな簡単にいけば、私だって苦労しないよ。
「はぁ・・・」
俯く私を見て、マヤは呆れるようにため息をつく。
「いつまでもこんなとこにいたら、あんた日に焼けて黒くなっちゃうよ!!せっかくあんたは肌が白いんだから・・・。とにかく、私はもう行くから!!」
そう告げて、マヤは戻っていった。