さよならLetter
校舎を出るまでに何度「え!?あの2人付き合ってるの?」という声が聞こえただろう・・・。
(明日が恐ろしいな・・・)
ボクがどきまぎしているのに対して、ルウコは嬉しそうに笑っていた。
地下鉄に乗って、街中に着くとボクは緊張でヘトヘトになってしまった。
「なぁ、ちょっとマックで休憩しない?腹減ったし、喉渇いた」
ボクの提案に一瞬、本当に一瞬だけど、ルウコの表情が固くなった。
マックはイヤなのかな?
「いいよ。あたしも喉渇いてるし。入ろうか」
いつものルウコの表情に戻った。
ボクがてりやきとチーズバーガーのセットを頼んでいるのに対して、ルウコは店員に何かを聞いていた。
今日はボクが奢るつもりなのに、ルウコは「次回奢ってね」と違う店員の前へさっさと行ってしまった。
自分の注文を頼んで、ルウコのそばに行こうとするとルウコと店員の会話が聞こえてきた。
「・・・そうですか、それなら普通のハンバーガーが一番カロリーが低いんですね?」
ルウコが確認している。
「それと・・・烏龍茶でお願いします」
(カロリー気にしてるのかな?あんなに細いのに)
ボクは真剣に店員で確認しているルウコを何となく見ていた。