さよならLetter
ハンバーガーを食べながらボクはルウコに聞いた。
「そんな細いのにカロリー気にするの?」
ボクの言葉にルウコは固まった。
「ルウコ?」
ハっとしたようにボクに笑顔を向けた。
「ちょっとね。気になるの。それだけだよ」
「ふーん」
この時のボクは全く気づかなかった。「ルウコの秘密」に。
「それよりさ、ソウちゃん」
ルウコは烏龍茶を飲んでから言った。
「んー?」
ポテトを食べながら返事をする。
「ソウちゃんってあたしの事好き?」
「グ・・・っ」
ポテトが喉に詰まってゲホゲホとむせてしまった。
「大丈夫?」
ルウコはちょっと笑って言った。
「だ、大丈夫・・・。直球でくるからビックリしただけ」
ボクの心臓はまた破裂しそうなくらいにバクバク鳴っている。