さよならLetter
from ソウ
柏木 流湖 様
今回はボクなりに真面目に手紙を書くつもりです。
まず、正直な感想・・・というか率直な気持ちとしてはショックでした。
それは、ルウコが病気を隠していた事、そしてルウコの病気の本質です。
ボクは医者でもないし、唯一の自慢は健康なところなので、治らない病気を抱えてると言われてもどうしてあげる事がルウコにとっていいのか、今考えています。
でもわかっています。
ボクがショックを受ける前、ルウコはもっと絶望的な気持ちだったんだな、どうにか治る方法があるかもしれないな、そういう絶望とかすかな希望を常にもっていたんだと思います。
ボクに出来る事、それは変わらずルウコの隣にいること。
少しでもルウコの病気を理解して万が一発作が起きたとしても冷静に対処出来るようになりたい。
だからボクなりに勉強はしています。
これはルウコを気遣うとか同情するとかではなくて。ボクが知りたいから。
少しでもルウコを理解したいから。
だから、苦しかったり、病気を思うと辛かったりしたら遠慮なく打ち明けて下さい。
そこまで心に余裕はないけど、ルウコの悩みを一緒に考える事はきっと出来るはずです。