紙ヒコーキ~君に届け


言った通り、裕弥にはジュースを奢ってもらった。

やっぱミルクティーが一番だな!


「流星!俺とタイマン張れや!」


ゲーセンに着いてすぐに何か言い出した。
てかタイマンって…
ただのゲームじゃん。


「わぁったよ」


「よっしゃ!」


俺は100円を入れた

裕弥は横で何故か張り切っていた。


「裕弥、負けたら飯奢りな」


「上等!」


「しゃあねぇなぁ
本気ですっか…!」

俺は画面に視線を移しゲームに集中した


「この俺が…負けた…」


…俺が本気出せばこんなもんよ


「裕弥の奢り決定」


「やだ」


また可笑しいことを言う裕弥

どう言う根性してんだコイツは…


「帰る」


やってられね
ある意味で


「待って下さいよ!奢りますから帰るな!」


「よし、ファミレス行くぞ♪」


丁度腹減ってたとこだし
早く食べたい。

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