紙ヒコーキ~君に届け

「…っ!」


嫌な夢を見た…
もう見ないと思っていたのに


「はぁ…最悪」


俺は携帯を見る

そうか…今日から夏休みなんだった


「ってマジで?」


そう…夏休み
4人で海に行く日


「ヤバいヤバいっ!」


すぐさま適当に支度して暑い中、全力疾走で待ち合わせ場所へと走った


着いたと同時、皆に責められ
必死に謝る俺

やっとのことで許してくれた。


「あ、流星君っ!」


「あ?」


俺を呼んだのは裕弥の彼女、坂口さんだった。


「私が坂口由美だよっ!よろしくっ」


「あ、あぁ。よろしく」


思ったよりしっかりしてるのな。

そう思っていると美幸が俺を呼んだ。


「流星ー!早く行くよぉっ?」


いつの間にか3人は歩き出していた。


「おー。今行く」

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