紙ヒコーキ~君に届け

この前買ったビキニ
それを今、美幸が着ている。


「どうしたの?」


「え?あっ…何でもないっ」


いつの間にか見とれていた

何だか変な気分になる。


「早く泳ぎに行こっ?な?」


だから誤魔化した

美幸に似合っているなんて恥ずかしくて言えなかった。


「ちょっ!待ってよ~」


それから4人で遊んだ
水かけ、ビーチバレー、何故かレース…
海の家で昼食も食べた。


それから自由行動となり
当たり前のように裕弥と由美は二人でどこかに行ってしまった。


「ラブラブだね」


「あぁ…」


で、必然的にこっちも俺と美幸の二人になる。


「どうする?」


「ん~…あっち行こ?」


とにかく彼女の指差した方へと歩くことになった。

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