紙ヒコーキ~君に届け

まぁ奢ってもらうと言うことで裕弥とよく来るファミレスに来た俺達は飯を食っている。


「流星…それだけでやめてほしいんだけど?」


負けた奴が何を言ってんだよ。


「あ?お前の奢りだろ?」


「…はい」


俺は目の前に並ぶ食べ物に視線を移した

ステーキにご飯大盛り
それに加えて唐揚げ
やり過ぎたような…


「しゃあないからちょっと出してやるよ」


「マジで?サンキュー!」


財布から少しの金を取り渡した
本当に少しだけどな


「何これ?」


裕弥…見てわかるだろ?
いや、誰でも分かる

裕弥によく分かるように俺は口を開いた。


「100円じゃん」


「うっわひどっ!それでも親友か?」


「うん」


当たり前な話
俺と裕弥は親友だ

ただいじるのが楽しいだけですよ?


「今度ジュース奢ってやるから100円で我慢しろ」


「よっしゃ!」


本当に馬鹿な奴で良かった。
扱いやすくて楽なんだよな


それから店を出て俺達は解散した

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