紙ヒコーキ~君に届け


何も話さないまま、決めていた時間に集合場所へと来ていた。

本当に気まずい…
裕弥、早く来てくれねぇかな。


「わりっ。待たせた!」


「遅ぇよ」


ようやく裕弥と由美2人と合流し、話し合った結果
また皆で遊ぶことになった。


「なぁ、何か天気悪くねぇか?」


空を見ながら裕弥が話し掛けてくる


「んぁ?あ、本当だな」


さっきまで青空だったのに
今は積乱雲で埋め尽くされていた。


「雨…降るぞ多分」

「マジかよっ」


そう言った時だった
噂をすればの如く雨が降ってきた。

運が悪すぎんじゃねぇの
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