紙ヒコーキ~君に届け
翌朝
6時に目が覚めた
まぁいつものことなんだけど
とにかく俺は支度を済ませて家を出た。
そして昨日行ったあの丘に向かう
それが俺の日課だから。
「やっぱ朝は気持ち良いなぁ」
景色以外にも、この丘の空気も最高だ
ここは俺だけの秘密の場所
鞄を開き、家で作っていた紙飛行機を空に向けて飛ばした
これをしないと1日過ごしていけないような気がするから。
紙飛行機は、朝日に向かって一直線に向かって飛んで行く
。
「頑張れ」
紙飛行機に一言残して学校へ向かった。
学校に向かって歩いている途中
紙飛行機が俺の頭上をスレスレに通り過ぎ
やがて、その紙飛行機は地に落ちた。