紙ヒコーキ~君に届け
どこから飛んで来たんだろ?
俺が拾おうとした時
その紙飛行機は誰かに拾われた。
「これ、アンタの?」
紙飛行機を拾った人物は全く知らない女の子だった。
「じゃあね」
紙飛行機を俺に渡すと早足で歩いていってしまった。
声も掛けれずに俺は手にある紙飛行機を見つめる
「あっ」
さっき投げた紙飛行機じゃん
風に飛ばされたのか?
俺はもう一度空に向けて投げた。
「もう落ちんなよ?」
それよりも、なんだったんだ?
あの女…
まぁ良いか
今は早く学校行かないとな
俺は学校に向けて走った
これが
彼女と俺の最初の出会いだった