Mr.オバケ先輩。
「うふふ。おはよ…」


あたしも学校へと猛ダッシュ。


オバケ先輩ーっっ!!


嫌ぁぁっ。
見ちゃった、話しかけられそうだった。


うふふ、とか言ってたし。ヤバいって、あの人!


うしろを振り返ると、オバケ先輩は疲れているのかヨロヨロと歩いていた。


髪はボサボサ。目は隠れている。
制服の上に黒いコートを羽織っている。

真夏なのに!


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