Mr.オバケ先輩。
秋雨先輩は、試合が終わってサッカー部の皆と打ち上げをした後、行方が分からなくなった。

あたしは秋雨先輩の近所に住んでいて先輩とは仲がいい。
だから消えてしまったときは、大泣きをした。


「連れ去られたか、自ら行ってしまった…」


「そんな!そんなこと…」


ありえないよ。だって、どうして?

オバケが好きだからって、そんな推理やめてよ。


「…すみません…」


先輩はあたしの頭を優しく撫でた。
涙が溢れる。



秋雨先輩…。




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